忘れられない失敗談

忘れられない失敗談 その1

私が最初に北京の空港に着いた時に経験した忘れられない失敗談を紹介したいと思います。

今思うと、なかなか勇気のある行動だったなぁ! なんて笑い話になっています!

私が初めて北京空港についてバスに乗ろうと、案内カウンターで片言の英語を使い(その当時は全く中国語が話せなかったので)

me
「地下鉄の駅に行きたいのですが」

と聞くと

案内の女性がそっけない態度で(2010年の頃の話です)

「 918番のバスに乗ればすぐに着く!!」

me
おおーこわー・・・・

こんな怖い受付の女性見た事ない!!

私はちょっとびくびくしながら918番のバスが止まりそうな停留所を探し当てました。

周りはみんな中国人で、ちょっと今思い返しても田舎の出身の感じがした。

私は初めて北京に行ったので

me

まあこんなもんか・・

と 思っていました。

中国の田舎の人たち
中国の田舎の人達はこんな感じです

すると目的地行らしきバスが入ってきた。  918番としっかり書いてあるので

これだろう・・ そんな感じで乗ることにしました。

バスの扉が開くと あれ!?

座席が全部前の方に向いている(日本で言うと高速バスのような感じ)

そう思っていると、

背中に大きな袋を抱えた、色黒く、ちょっと独特の変な匂いがする人たちがどっと乗ってきた。

??? 大丈夫かなぁ と思いつつ

バスの番号を確認して

me
「 918番  間違いない!!」

と座席に座った。

バスが発進して行く!

なんかすごいエンジン音のバスだった。

おまけにシートは融通が利かないというか、体に優しくないというか 安っぽいシートで乗り心地は最悪

me
「まあそんなに遠くないから我慢をしよう!」

目的地までの地図を見ると大体の距離は頭で想像できた。

しかし・・・・15分後

バスは高速道路に入りスピードを上げて走り出した。・・・

なんと乗客はみんな睡眠体制に入っている。・・・

me

あれ??

バスってこんな感じだったのか??

あれ??

方向が全く違う!!

me

ああああああああ! ミスった!!

まずい!!!

慌ててバスの運転手に乗り間違えた事を伝えようとしたのだが

私は全く中国語が話せない!!!

運転手は何か怒鳴っている! それも怒りすら感じる声で・・・

( 後でわかったのですが中国人はそんな感じです。)

me
「ストップ ストップ!」

こっちも必死で話す

(皆さんちょっと想像してみてください!! 初めて訪れた空港で、全く中国が話せず、バスの運転手に怒鳴られ・・ 周りは全部田舎の中国人で・・)

私は少し誘拐されたような気持になって、必死に話す

運転手は大きな声で同じことを繰り返し、繰り返し言う。

私は理解できない・・・・

me
うぁおおおおおおお!!  どうしよう!!  大ピンチだ!!!

冷汗が背中から流れているのが分かった。

どうだろう・・・40分は走っただろうか・・・・

バスが止まった!

運転手が

「 おい あっち行け!! 」  みたいな感じで私をあしらう・・・

これはもう 降りたほうがいいな! と思って

ポケットから空港で両替したばかりの100元札を渡した。

すると

運転手は 汚いぐちゃぐちゃのお札でお釣りを返してきた。

バス停で降りたのは私一人・・・

周りに建物は何もなく、ただ だだっ広い草原のようなところだった、

一応バス停はある。

車もほとんど来ない。

me
「あああああ・・・・やってしまった。」

これがその時の写真です

とんでもないところに来てしまった
とんでもないところに来てしまった

私は自分を取り戻しつつ反対車線に渡ってタクシーを待つことにした。

30分ぐらい待っていたら タクシーが向こうの方からやって来た!

me

「やったー! 」

もう漂流した難民の様な気分で 手を振った

me
「おーい おーい  此処だぁー 助けてくれ!! 」

タクシーが止まってくれた。

私は 英語で

me
「エアポート OK ?」

と聞くと

嫌そうな顔をされて 全く無視  最後には黙って走り去っていってしまった。

me

「ああああああ 何で??」

後でわかったのですが、このタクシーの運転手は自分の行きたい方向では無かったようでした。

それから1時間・・・

タクシーをみつけて無事に空港に戻ることが出来ました。

空港に着いた時には涙が出そうになりました。

後でわかったのですが

私は 918番ではなく  918番快速 という 快速バスに乗ってしまっていたのでした。

あの時に今のような翻訳機があればこんな経験はしなかったのに・・・・・。

でも今思うと 楽しい思い出です!!

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