空気を読むという事について

 相談をされていて思う事があります。これは日本人に多いのではないのかと思うのですが
周りの人の目を気にして決断が出来ないという問題です。日本人は空気を読むという言葉をよく使います。あの人空気の読めない人だ!とか、あなたは空気を読むのが上手ですね。なんてよく使っている。 私も日本人なのでその意味がよくわかります。・・・・ただ!それが行き過ぎている人が多いんじゃないか?と感じます。
中国人の友達が私に 「中国に空気を読むなんて文化は無い。」とストレートに言われたことがあります。

空気を読むとは?

どうすればいいのでしょうか?
まず言葉の定義をしてみましょう! 空気を読む の空気とは何をさすと思いますか?
ネットのgoo辞書にはこうありました。
その場の雰囲気から状況を推察する。特に、その場で自分が何をすべきか、すべきでないかや、相手のして欲しいこと、して欲しくないことを憶測して判断する。

 皆さんはこれをどう思いますか? これが空気を読むという定義だ!と同意されるでしょう。私も日本人なのでこの定義がよくわかります。
 もう一度この定義をじっくり見て下さい!!

 この考え方 何かおかしいところが有りませんか?
意思決定の際に誰の視点で意思決定をすることになるのでしょう? 
その場の雰囲気とあります。
ではその雰囲気とは誰が作っているのでしょう? 

具体的には言えないのですが、ただ一つだけ言えることがあります。それは自分ではなく他人です! 相手のしてほしい事、してほしく無い事を推測して行動するという他人の視点で考えています。

西洋人のものの見方

 私には西洋人の友達が多いのですが、彼らはこう言います。

「自分を大切にするように他の人を大切にする。」

これが彼らの文化にある考え方のようです。この考え方の視点は自分の視点がまずあって、それから他の人の事を考えるという事です。

 日本人の空気を読むという文化 私は素晴らしいと思います。そういう心優しい気づかいや、温かい気持ちは人を元気づけるものです。ただそれが行き過ぎるのは良くないと思います。

ちょっと何かの決定をするときに考えてみましょう?

これは誰が出している空気(雰囲気)なのか?
誰の事を気にしているのか具体的に考えてほしいのです!!

 私の感覚から言うと、優しい人の多くが空気に飲まれていく傾向があると思います。
西洋人の考え方は、まず自分が何をしたいのか?何をしたくないのか?があって、それから他人の意見を考える。そんな風に思います。西洋人がすべて正しく日本人が悪いと言っているのでなないのでそこは注意してくださいね!

人の見方は変わらない?

 もう一つ思うのは、周りの人の考え方に気を遣う、これも大切なのですが、考えてみてください!あなたの考えは、何年も変わらない と言うような事があるのでしょうか? そんなことはないと思います。

 周りの人の考え方はきっとこうだ! と自分が決めているという事が私はあると思います。それはきっと妄想でしかありません!自分の妄想が自分を窮屈にしているのだとすると残念に思いませんか?

試してみたら・・

 私の友達で、とてもいい仕事をしている人がいます。彼は何年も請求額を変えずに仕事をしていました。私からすると、とても安く仕事をしているように感じていましたので、彼に
「請求金額をあげてみたら?」 と聞いてみました。彼は
「そんな事出来ないよ!そんな空気じゃないんだよ。」  私は彼に
「値上げを交渉したことがあるの?」 と聞くと
「やったことが無い!」と言いました。
私は彼の仕事が素晴らしいと思っていたので、値上げを相手先に交渉してみる事を勧めてみました。するとどうなったのでしょうか?
  何と今までの倍の金額で契約を更新できました。相手先の取引先は彼を失いたくなかったからです。

 彼は自分で考えた妄想の中で生きていたことが分かります。相手はきっとこういう考え方だ!という根拠のない妄想だったのです。

 この例があなたにどう映るかは、あなたに決めていただきたいのですが、誰でも得体のしれない空気にとらわれやすいという事です。特に私達日本人には・・・。

まとめ

 何か決定をしなければいけないとき、こう自問してください! 
「私は本当は何をしたいのだろうか?」 「私は何をしたくないのだろうか?」
そのあと、周りの考え方を聞いて、気遣いを示したり、判断するのはどうでしょうか?
他の人を気遣う日本のいい特質を持ちながらも、得体のしれない 空気 に対抗できると思います!!

あなたの人生はあなたが決める
このアドバイスがあなたのお役に立てれば嬉しいです。

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